博士前期課程の4名(S君、Y君、Tさん、Nさん)、博士後期課程のPさん、長友の6名でソウル周辺の遺跡や博物館の見学と遺物調査を実施し、東アジア次世代フォーラム(主催:高麗大学校文科大学、立命館大学文学部・大学院文学研究科)にも参加した。
19日
韓国国立中央博物館
常設展示を見学。1階の展示室を中心に旧石器時代~古代の遺物を展示している。時代ごとの展示の位置は変わらないが、一部展示を入れ替え、原三国時代の仁川雲北洞遺跡など、新たに発掘調査された遺物が並べられていた。2時間では時間が足りない。見ごたえ十分。
20日
石村洞遺跡見学
漢城期百済の王墓と推測される重要な石積墓。史跡として整備されている。近年、遺跡の範囲内を継続的に発掘調査しているが、今年度の調査は終了しており見ることができなかった。墓の規模や配置などを確認した。
ロッテタワー
最近建設された、地上約500mのタワーより百済の遺跡を望む。漢江と遺跡の位置関係がよくわかった。しかし・・・高かった!
夢村土城
風納土城と並ぶ、漢城期百済の土城を見学した。土城をめぐる堤の高さや形状を実際に歩いて体感し、堤から漢江を望み夢村土城の位置なども確認した。
漢城百済博物館
風納土城出土の土器を手にとって観察した。製作技法や使用痕跡を克明に観察することができた。
21日
東アジア次世代フォーラム
高麗大学校にて、日中韓次世代フォーラムに参加した。日本語、韓国語、中国語分科会に分かれ、それぞれ自分の研究している内容を発表した。前夜遅くまで準備したPPTを用い、わかりやすく説明していた。夜は懇親会で、高麗大学校などと教員、学生それぞれが交流した。それにしても、留学生や韓国の学生の日本語の堪能なことには驚いた。
22日
遺跡公園
朝の散歩がてら朝鮮時代の花形に瓦を敷き詰めた道路が検出されたことで有名になった遺跡を見学した。水門も残っており、見ごたえのある遺跡公園。現代アートと不思議な組み合わせ。
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