10月26日古墳時代研究会のお知らせなど(2024-10-12)



 皆さん、元気で頑張っていますか?私は、サバティカル期間に入り、日常業務や授業、大学の会議から解放されて、久しぶりに研究に没頭しています。先々週末は鹿児島県(最初の写真)、先週は群馬県(3番目の写真、同じように見えますね。)の弥生土器検討会へ行き、東西の顔つきの異なる弥生土器を見て、土器を通して弥生時代の人々の共通性と地域差を感じています。また、「弥生人は二度死ぬ」という強烈なタイトルの展示は、内容も良い意味でインパクトがあり、沖縄の洗骨民俗事例を写真とともに紹介しながら再葬墓について述べた導入部は、大変興味深く感じました。夏にプライベートで宮古島へ行き、展示を見たりドライブで独特の墓地を目の当たりにして、再葬墓を思い出していましたので感じるものがありました。大阪府弥生文化博物館でも再葬墓を扱っていますね。甲冑も橿原考古学研究所付属博物館と、兵庫県立考古博物館での展示が同時にありますので、二つの展示を見比べるのも興味深いですね。
 19、20日は島根大学で日本考古学協会大会があり、ここでは弥生部会の討論司会をする予定です。弥生時代から古墳時代への墓制について、韓国嶺南地域、九州、吉備、出雲、近畿の先鋭の研究者が発表される予定ですので、もしよければ是非!
 続く26日(土)には、以下の通り古墳時代研究会例会が開催されます。京都市内の古墳についての発表と、京田辺市で調査された天理山3号墳の最新の成果についての発表です。こちらも大変面白いと思いますので、興味のある方は是非お越しください。

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