埴輪焼成実験のための埴輪製作(2024-4-14)




 
 
皆さん、元気で頑張っていますか。さて、恒例となりつつある、埴輪焼成のための埴輪製作をしました。
 今年も4種類の粘土を使っての埴輪作り。砂の入っていない土は、変形しやすい一方で、こしが弱くへたり易いのに対し、砂:粘土が1:2の土は粘り気がなく、可塑性が低い。作ってみると、この差が明瞭にわかります。焼成方法に適した粘土を選び、選択した粘土に適した製作技術が用いられるという「工程連鎖」がよく理解できるのです。
 こうして実際に埴輪を作り、焼いてみると、野焼きと窯焼成の土器製作は相当に違うことが改めてわかります。陶器になじみの深い木立先生と、野焼き土器民族調査をしてきた私で、理解の異なることも多く、色々気づかされます。
 さて、5月4,5日は焼成実験をおこないます。最後の実験になるかもしれません。もし参加したい方は、この機会にどうぞ。

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