元気で頑張っていますか。
久津川車塚古墳の発掘調査が無事終わりました。今年は、例年以上に暑く心配しましたが、その心配をよそに、現場で学生さんはよく動きよく考え・・・・皆の頑張りで大きな成果になりました。埋め戻しも終了したようで安堵しました。
私は夏休みの最後に、窯のシンポジウムがあるとのことで声をかけていただき韓国へ。ご依頼を受けシンポの前日に大学院生や学生さんへ窯の講義をさせていただきました。貴重な機会をくださった崇実大学校の先生方に感謝します。
さて、秋セメスターが始まり、日常がもどってきました。ゼミの3,4回生も授業が始まり、気持ちを切り替え、卒論研究についても色々考えていくことになりますね。大学院生も多忙ながら充実した時間を過ごしている様子。私は秋学期は研究日がこれまでになく多く、あちこち現場を見にいけそうです。月曜日には城陽市芝山遺跡へ、水曜日には委員指導で鳥取県青谷上寺地遺跡の調査現場を見に行きました。20年ほど前に調査された人骨出土溝の続きの現場です。人骨はDNA分析で、8割は血縁関係がなく、父系は縄文由来で母系は外来の多様な由来だとの結果がだされています。外部の女性との頻繁な婚姻のある村・・・青谷上寺地遺跡のイメージを大きく覆しました。人骨が土器とともに出土し、時期が特定できたという成果は大きく、また、入念に築造された造成施設も重要です。造成施設の隅には木柱が据えられており、舟を繋いだか・・・。弥生後期から終末期の日本海沿岸の交流や社会状況を知るうえで非常に重要な成果だと思います。10月7日に現地説明会開催とのことです。1枚だけ写真を掲載。
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