Kilns in East and North Asia を出版しました!本書は、中国、朝鮮半島、日本列島、モンゴル、ロシアという、東アジアおよび東北アジアの広範囲におよぶ窯を扱い論じられた、初めての英語書籍となります。本書を企画してから出版まで6年もの年月が経ちました。論文を査読してくださった3名の査読者の方々、英語チェックを粘り強くしていただいた出版社の方、編集に際して何度もやり取りしてくださった担当者の方は、途中で転職となる際にも会社を離れる当日まで作業をしてくださいました。そして、辛抱強く編集を一緒にしていただいた、篠藤さんと中村さんに心より感謝します。また、国を超えて6か国14名の執筆者の方々に玉稿を賜り、このような充実した書籍が刊行できましたことに、改めて深く感謝申し上げます。
オープンアクセスにしましたので、多くの方に手に取って読んでいただければと願っています。本を購入しなくても、PDFでの入手がフリーでできるとのことです。
the BAR website https://www.barpublishing.com/kilns-in-east-and-north-asia.html
本当に大変な道のりでした。正直、こんなに大変だとは思いませんでした。日本の場合よりも、もっときっちりと出版社と契約を結ぶ形になること、ネイティブチェックも1回だけではなく、何度も英語チェックをしたり、陶芸で使用する用語を直訳するだけでは意味が通じなかったり、glossaryの作成に苦労したり。ただでさえ不統一な日本語と韓国語と中国語の窯用語をどのように英語で統一するか・・・、結局、分類の研究史や窯分類の部分を執筆して導入部にしました。大変ではありましたが、編集や出版担当者とのやり取りのなかで、徐々にチームワークができました。BAR担当者の転職に際して感謝のメッセージを送ったり、終盤に差し掛かったころに、編者の一人のマリアさんがいる大分県で夕食をともにしたのも良い思い出になりました。
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