皆さん、元気で頑張っていますか。大学の卒論、修論試問、成績評価、入試関係諸々が終わり、2月中旬から本格的に学期休みに入りました。コロナ禍で外部委員会も紙面開催やzoom開催へ変更され、少し時間の余裕がでてきて、2本の本の編集の仕上げにかかっています。
1本は関東地方の農耕開始に関する『(仮)東方の弥生文化』。執筆論文12本の内、9本が集まり、深澤さん、石川さんの編集者3名で12月、2月と真面目に編集会議を重ねています。zoomによる編集会議ですが、色々な議論ができて面白い。時間を忘れそうになりますが、きちんと内容も進めています。あとは、I先生、Tさん、Sさんの論文を待つばかり。序論も8割かき、総論の叩き台までかけました。もうひと踏ん張りです。
もう1冊は、東アジアの窯技術拡散と土器に関する英書本。こちらは、出版編集を担当してくださっていたBAR社のルースさんが転職されることとなり、転職前に何とかすべての論文をチェックすると言って頑張ってくださいました。zoomで私たち編集者(篠藤マリアさん、中村さん、長友)の会議写真を撮ってルースさんへ感謝メールを送ると、大喜びでルースさんや出版社の同じチームの同僚からも返信メールがあり、イギリスと日本で会ったことはないけれど、お互い頑張ろうという気持ちになれた一瞬でした。
韓国の窯集成。こちらはもう少し時間がかかりそうです。『東方の弥生文化』序論の弥生土器の併行関係図も作らなければなりません。総論も7割かけたものの、もう一息。その前に、10日の史学雑誌の原稿締め切りもあり。13日の考古学研究会東京例会では、明治大学の学生さんが卒業論文で中里遺跡の近畿系の土器について発表するから、コメントをとのこと。一緒に中里遺跡の資料をみた学生さんで、色々話をしながら土器を観察しましたが、初めて面白いと感じたと喜んでいた姿が印象的でした。年度末は忙しいですね。
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