5月22日・23日に、日本考古学協会の学会が専修大学で開催されました。
日本考古学協会は、日本で最も規模の大きな考古学学会です。これほど大きな学会の発表を自宅からするのは、今回が最初で最後でしょうね。日曜日にセッション『東アジアにおける水稲農耕定着期の関東地方』をおこないましたが、視聴者が250名に達したのには驚きました。セッションにむけた検討会を初めて2年半ほど。最初は、そんなことをしても・・・と言われることもあったので、これは嬉しい驚きでした。
関東地方は、中部地方も含め西日本と深い関係をもちながら、独自の文化を形成する大変興味深い地域です。その関東地方で水稲農耕の定着するのが、なぜ弥生時代中期中葉だったのか?というこれまでありそうでなかった問いをなげかけました。環境変化や東アジア情勢など、この時期の研究で従来ほどんど考慮されていなかったことにも目を向けることで、社会変化の背景がみえてきました。セッションだけではおさまりきらず、これから検討会などを通してもう少し内容を深めていく予定です。
そして・・・前田君が日本考古学協会優秀論文賞を受賞しました!
受賞した論文は、弥生古墳ゼミで書いた卒業論文を投稿したものです。
おめでとう。この賞を励みに、これからも是非頑張ってください。
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