日本考古学協会セッション(2021-5-13)

 以下の通り、水稲農耕導入期の関東地方に関するセッションをおこないます。興味のある人は是非聴講してください。

弥生時代において、水稲農耕が最も遅く始まるのは関東地方です。関東地方では、なぜ弥生時代中期中葉という時期に水稲農耕を受容したのでしょうか。また、その後の集落増加により流通網が発達しますが、これまで主に隣接する地域との関係で流通について論じられてきました。しかし、金属器素材や原料は海外に依存するため決して安定的ではなく、東アジアの情勢に左右されたことが予想されます。関東地方は金属器使用により東アジアの交易流通ネットワークにどのように接続したのか、その時東アジアの交流ネットワークの実態はどうであったのかについても論じられる予定です。

日本考古学協会 5月23日(日) オンライン(リアルタイム)
※事前申し込みが必要です。
セッション1「東アジアにおける水稲農耕定着期の関東地方」
110時00分~
10時25分
長友朋子・深澤芳樹「水稲農耕定着期の関東地方」
210時30分~
10時55分
石川日出志「関東地方の水稲農耕の受容と中里遺跡」
311時00分~
11時25分
佐々木由香「縄文晩期から弥生中期における南関東地方の環境変遷と植物利用」
411時30分~
11時55分
寺前直人「関東地方水稲農耕定着期における石器の変遷-外部依存と生産・消費システム-」
512時00分~
12時25分
林 大智「北陸地域からみた関東地域の鉄器普及」
612時30分~
12時55分
中村大介「楽浪郡設置以前の黄海東部交易と西日本」

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