ミーティング風景
今日で久津川車塚古墳の8月前半の発掘調査が終わりました。新型肺炎の影響や感染を心配し続ける今年の調査ですが、無事前半戦が終わりほっとしています。
今年は、史跡整備にともなう発掘調査が始まって7年目。学外研究のため、初めてお休みをもらいました。毎日夕方ミーテング前に現場を見に行くのが日課になっています。岸本さんが不在となり、どうするか迷いましたが、皆を信じその頑張りに任せようと、変わらず夕方の訪問のみにしました。そんな時、現場に応援に来てくれた卒業生たち。しっかりと後輩たちにアドバイスをしてくれ、皆で拡張区を広げてくれました。
発掘調査は一人ではできない。けれども、なれ合いだけでもできない。一人ひとりが今何をしているか、次に何をすべきか考えて、話し合うことが大事だ。この人とは気が合わないなどと言っている暇はない。発掘調査は体力勝負と思われがちだけれど、「予想する→掘る→検出した土層を観察する→新たに予想を立てる」を繰り返し、考え続けなければいけない。失敗しても良いと思う、とは国史跡なので言えないが・・・。考えて、予想して掘りすすめ、層を観察し、予想を修正してまた掘る。考えてわからなければ口に出して相談してみる。人と意見を交わし、何がベストか考える。その繰り返しだと思う。院生は4人もいる。学部生もいる。力を合わせればよいと思う。一人の責任ではない。発掘調査は皆でやるものだ。
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