実習研究報告書刊行(2020-8-4)

 
 昨年度刊行した五塚原古墳の報告(考古学実習報告第1集)に続き、今年久津川車塚古墳概要報告(考古学実習報告第2集)が刊行されました!現場で発掘し、実測図を書いた皆さん、ゼミ活動でトレースを頑張ってくれた皆さん、図面を仕上げて執筆してくれた皆さん、そして編集頑張ってくれた院生、みなさんお疲れ様でした。皆で頑張った成果が形になると、とても嬉しいです。遺構報告は、2019年度の後円部概要報告に加え、以前に実測、トレース、報告文をゼミ活動として皆で頑張った、造り出しの土器群の報告再録と、渡り土手の考察を掲載しました。渡り土手論文は、30m以下の事例などを修了生のSさんとIさんが再集成してくれ、加筆した最新版です。
  さて、今年も昨日から、発掘調査が始まりました。現場に出るとやはり元気になりますね!とはいえ、今年は私は学外研究のため、現場には毎日顔を出す程度になります。この間、英語と格闘して翻訳したり、中国語の文献40本ほどに目を通したり、古い文献までたどりながらどっぷりと研究につかることができました。じっくりと研究に向き合い、2013年の初めての単著刊行から7年たった今、再び本の執筆をしています。英書の編集と並行して、この与えられた研究期間に概ね完成させたいと思っています。
 明日は委員会出席のため、現場へ行けませんが、逞しく皆を引っ張ってくれる院生達と元気な学部生の皆が頑張ってくれていると思います。城陽市のAさん、岸本さん、よろしくお願いします!

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