皆さん、元気ですか?暑さに、ばてていませんか?
突然ですが、KR研究会(久津川車塚古墳研究会の略称)という活動を知っていますか?これは、2014年度から始まった久津川車塚古墳の史跡整備にともなう発掘調査の、報告準備と勉強を兼ねた研究会です。
最初は、久津川車塚古墳の既存調査成果について発表したり、関連する研究の発表をしていました。最近は、上半期、夏の発掘調査、下半期の3つに大きく活動が分かれています。下半期に、夏の発掘調査成果を概要報告としてまとめます。そして、翌年の上半期に本報告の内容をつくりあげていきます。
昨日はオンラインで実施した、今年度2回目のKR研究会でした。1部で城陽市と大学教員の協議、2部で学生とともにKR研究会、3部で就職組も加わって中間報告書作成の話と、のべ3時間半にわたり熱心な勉強会と話し合いが行われました。
春休みは何もない時もありますし、ひたすら埴輪の注記(アリより小さな字で、出土地点がわかるように遺物片にマーキングをすること)をするという注記合宿をしたこともありました。また、今作成中の中間報告の図版つくり合宿というのもありました。合宿はたいてい岸本さん(大阪市立大学・教授)がやろう!と言い出して、やろうやろうと皆ですることになります。夏の発掘調査もそうですが、合宿は同じご飯を食べ、風呂屋で風呂に入る生活をするので、皆が家族のようになり、濃い時間を過ごします。そのため同じ夏を過ごした皆が集まると、合宿の時の寝相の話やあれこれ・・・尽きることがありません。
今年は、コロナ禍のため合宿することはかないませんが、前方部の調査をおこないます。果たして、前方部にも渡り土手があるのか?中段テラスに埴輪列が残っているか?とても楽しみです。
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