考古学実習3班が終了しました。現地説明会のあった31日は、心配していた雨予報がはずれて晴天に恵まれました。同日午前に開催された城陽市芝山遺跡(京都府埋蔵文化財センター)での周知もあり、現地説明会には約290名の来訪者がありました。

 各トレンチを発掘調査した院生や学部生が、交替でトレンチの説明をおこない、発掘調査の成果を一般の方々へ公開することができました。
 今回の発掘調査では、後円部の規模の解明を目的として、墳丘主軸とその周辺にトレンチを設定しました。その結果、上段径約66m、中段径約85.5m、下段径が約110mに復元できることがわかりました。また、下段テラスは約5.5m、中段テラスは約4.1mに復元でき、下段テラスの方が中段テラスよりも幅も広いことがわかりました。各テラスには、埴輪列が見つかり、礫敷も検出されました。
 現地説明会資料は、院生が中心となり、
 およそ2週間にわたり宿舎で読み合わせをして文章をつくりました。また、日々更新される発掘状況を反映させつつ、模式図も作図してくれました。説明会の後は、簡単な打ち上げ。みなさん、お疲れ様でした!

 さて、発掘調査も残り1週間となりました。あと少しです。頑張りましょう!そして、雨が降らないことを願って・・・。
 


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